ラバーの貼り方


はじめに

水溶性接着剤については、各メーカー色々ありますがそれぞれに特徴があります。
基本的には両面塗りタイプ・片面塗りタイプどちらも均一に塗り良く乾かすことが大事です。
生乾きで貼ると次回の貼り変え時にラケット面に糊がかなり残ります。
このまま貼ってしまうと、ラバー面が波打ちになりやすいので注意してください。

process.1

行程1

まず、最初にラバーに接着剤を塗りこみます。

process.2

行程2

均一になるようスポンジでのばします。

process.3

行程3

塗った直後は白色の状態です。
全体にまんべんなく塗布されているか、よく確認してください。

process.4

行程4

よく乾燥させます。(ここが大事
画像では扇風機で乾燥しています。

process.5

行程5

よく乾いたら、白色から透明になります。
よく乾いているか、確認してください。

process.6

行程6

貼りあわせていきます。
貼りたい場所にラバーを置きます。

process.7

行程7

ローラー等(無い場合、円筒のクリーナーなどを代用すると良いです。) で貼りあわせします。
この時あまり力を入れないようにしてください。
伸ばさないように貼りあわせて行きます。
力を入れると、後にラバーの収縮がおこります。

最後に

以上が貼り方までですが、成功の秘訣は良く乾かすことです。
それぞれの各接着剤の長所・短所をまとめました。
以下の表を参考にしてみてください。

発売元 商品名 塗布面 長所 短所
バタフライ フィットチャック ラバー面 比較的安価
接着力も強い
生乾きだとラケットに糊が残る
(除去が大変)乾きが遅い
かなりのベタつきがあり
貼り直しは難しい
バタフライ フリーチャック ラバー面+ラケット 乾きが早い
接着力も強い
貼り直しができる
乾きが早い分、硬化が早いので
素早く塗布しなければいけない
ニッタク のりキッド ラバー面+ラケット 糊が良く伸びるので、
塗布し易い
乾きが悪い
付属のハケがむらになりやすい
生乾きだとラケットに糊が残る
(除去が大変)
ニッタク ファインジップ ラバー面+ラケット 確実な接着力
糊の膜がはがし易い
貼り直しがきく
硬化が非常に早いため塗布時に
コツが必要
ムラになりやすい
ヤサカ 水のりさん ラバー面 比較的安価
接着力も 強い
糊が良く伸びるので、
塗布しやすい
生乾きだとラケットに糊が残る
(除去が大変)
乾きが遅い
かなりのベタつきがあり
貼り直しは難しい
乾きは悪い
TSP ウォーターグルー ラバー面 糊が良く伸びるので、
塗布しやすい
乾きが悪い
付属のハケがむらになりやすい
生乾きだとラケットに糊が残る
(除去が大変)
かなりのベタつきがあり